一麦寮の創設者の田村一二先生を偲び、毎年11月に開催している恒例行事です。今年度は、11月15日(日)に9月に亡くなられた創設時からの旧職員伊藤郁雄先生を『偲ぶ会』を行い、その後『大阪音楽大学卒のおふたりのサクソフォン&ピアノコンサート♪』を鑑賞しました。
会食後は、田村先生の奥様美枝子さんの99歳白寿のお祝い会をしました。創設時からの多くの旧職員が来てくださいました。
11月16日、前日までの雨がうそのようにあがり、京都の染色家の斉藤洋さんを迎えてもみじ・あざみ内の芝生で野染めをしました。
1999(平成11)年の春に野染めをしてからじつに17年ぶりでした。
芝生に15mと19mの2本の布をみんなで張り、斉藤さんが使用されている桜や栗など12種類の天然染料(草木染)を使って思い思いの場所に色を入れていきました。ハケを大きく動かし大胆に色を入れる人やゆっくり振り雫のように点々と色を落とす人、ちょっとだけ塗る人など一人ひとりが楽しそうに参加していました。染めが終わると皆で記念写真をしておやつ、そして斉藤さんにお礼にと「おもろい組」を歌って踊り、もみじあざみ寮歌を歌いました。
「また来年4月にしましょう」と約束し野染めは終わりました。本当に楽しいひとときでした。
11月10日(火)~11日(水)の2日間、もみじ・あざみから30名が今年度最終グループの寮生旅行に行ってきました。行き先は赤穂と淡路島で、港町神戸にも立ち寄りました。
2日間を通して天候にも恵まれたことで、「海のある景観」を思う存分楽しめた旅行でした。 毎回、旅行で感じるのは、みんなの眩しい『笑顔・笑顔・笑顔』。こんな満面な笑顔を出し惜しみなく見られるのは、年に一度の寮生旅行をみんなが心から待ち焦がれ、当日を楽しんでいるからだと思います。
みんなが笑ってくれるなら「宴会で苦手なカラオケも頑張ろう」と密かにそう心に誓ったとても楽しい2日間でした。みんなの笑顔に感謝!
旧職員や地域の方々が協力くださり模擬店も多数出店することができました。
利用者の作品を観ていただいたり、農作物をたくさん購入いただいたり大変嬉しく思います。
一日目には小川賀子さんのミニライブ(小川賀子さんは石部在住の夫婦デュオ“よしこストンペア”の奥様です。お一人の出演時には“小川賀子さん”で活動されています。今回は初めて文化祭にご出演いただきました。)と石部太鼓の演奏、二日目には甲西高校吹奏楽部の演奏がありました。久々に天候が良く円形広場で行うことができ、広場全体がひとつになって楽しいひとときを過ごすことができました。
日々の暮らしを知る方や初めての方もお越しいただき、もみじ・あざみのことを改めて発見したり知ったりしていただいたのではないかと思います。ありがとうございました。