かつて南郷時代の近江学園ではクラス名を「桜組」や「杉組」、園児たちへの表彰は「どんぐりメダル」というふうに樹木や草花に由来したネーミングが多く用いられていました。
近江学園から枝分かれした私たち大木会の法人名、施設名などもそれを受け継いでいます。
そこには、小さな種が太陽や水の恵みを受けてやがて大きな木へと成長していくように、寄り添い、励まし、共に育ちたいという願いが込められています。
このコラムもそれにならって「SEEDS(=種)column」(シーズ・コラム)と名づけました。
これを読んでくださる皆さんに何かしらの「ハナシノタネ」が届けられたらという思いも込めています・・・。
さて、みなさん、こんにちは。これからこのコラムの担当をします辻といいます。
大木会で青山塾という職員養成講座の担当をしています。
青山塾とは、糸賀一雄、田村一二、池田太郎、岡崎英彦という近江学園を創設した4人の先達の思想や実践を学ぶ講座で、その学びを現在(いま)、ここで働く私たちの仕事に活かしていこうという取り組みです。
当初は、他の法人など外部からの受講者も募集していたのですが、コロナ禍によって中断を余儀なくされ、法人内の職員に限っていますがようやく昨年度から再開しています。
このコラムは、私自身が青山塾で塾生といっしょに学んだことや大木会に遺されている糸賀一雄や田村一二の資料を活用して、そうした先人たちの思想や足跡を紹介していきたいと考えています。
とはいえ、始めたはいいけれど、何から書いていけばよいのでしょう?
文才もない、知識も乏しい筆者が、はてさてどこに行きつくのか?
大いに不安の伴うスタートではあります。
励まし、応援、ご意見、ご感想、何なりとお聞かせください。
読んでくださる皆様の言葉が筆者の血となり肉となり力になっていきます。
どうぞよろしくお願いします。