大木会 一麦・もみじ・あざみ・おおきな木・碧天 ご協力者皆様
謹啓 季節は爽やかな秋真っただなかではございますが、今年は新型コロナウイルス感染対応のため皆様方もかつてない暮らしをお過ごしのことと存じます。
大木会の各施設も日本国内に感染が広がり始めた2月末から、行事や活動などの変更、延期、中止などと共に、ウイルスを施設に持ち込まないために出来ることを考え、強い自粛生活を続けております。職員には自分の健康管理はもちろん、ご家族の方々にも出来るだけご協力をいただき、ご家族の仕事先や関係先での動向について気になることがあればすぐに職場の責任者や施設長に相談し、場合によっては数日の自宅待機で健康の確認をするなど、施設職員として責任ある行動をお願いし、もう7ヵ月を過ぎます。寮生さんのご家族を含め、職員以外の方々には私生活での自己管理や報告のお願いをすることは出来ませんので、施設内への立ち入りをお断りしてまいりました。
夏が過ぎて、一部の医療専門家や行政の判断は感染力や致死率はインフルエンザ以下とか言われる方もおられ、社会は経済活動に力を入れる方向に舵を切りました。しかし、これは私たちには感染の機会が従来より身近な周辺に拡大することになります。ワクチンもない治療薬も確定はしない状況で、寮生さんは体力的にはほぼ全員が重症化対象の危険なウイルスが広く拡散することを懸念しています。
従って、大木会の各施設では今後もこの自粛体制を継続してまいります。施設の生活にとってとても大切なご家族との暮らしや、様々な方々との出会い、地域の皆様方との交流などが出来ないことは、寮生さんたちにとって一番困る大変なことですが、それが叶わないなかで皆頑張っています。一方、いい面も見受けられます。職員が全てのことを自分達だけでやらねばならないと思う(覚悟する)ことにより、一人ひとりの寮生さんによりきめ細かく向き合う機会が増えているようにも感じています。施設内での活動はいろいろ工夫していただいて、それなりに元気に過ごしています。
❝いつまで?❞が見えない自粛生活ですが、命を守ることが第一義でありますので当分この体制を継続させていただきます。いつもお心にかけていただいている皆様方には申し訳ありませんが状況をご理解いただき、ご協力くださいますようお願い申し上げます。
皆様方も万が一にも新型コロナウイルスやインフルエンザにかかられることなく、お元気でお過ごしくださることを願っています。
敬白
2020年10月吉日
社会福祉法人 大木会
理事長 田村俊樹
新型コロナウィルスの流行により滋賀から大阪へは行くことが難しくなりました。
しかし、今回「劇団いちびり一家」の三穂眞理子さん、吉井希さん、「ははは劇場」の今井亜紀さんの3人ユニット「ねぼけまなこ」のかみしばい劇(昨年の文化祭でも披露)を職員の機器を使用しオンライン電話による生配信をすることができました。